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DESKTOP TOOLS

備忘録・自作テーブルソー・自作塗装ブース・DIY等
  • ヘッドバッジ製作
    2023/05/20 23:32  
    FIAT AL-FDB140 カネを掛けずに質感アップカスタム

    ヘッドに付けるヘッドバッジの製作。

    デカールで済ませようと考えていましたが、立体感のあるヘッドバッジの方がカッコイイんじゃないかとなんとなく気が変わったので作ることにしました。


    AL-FDB140 に元々付いていたFIAT のヘッドバッジ。品質が低くてダサいです。

    自転車のカスタムでヘッドバッジまで自作する人はあまりいないと思いますが、作る人は作ります。ネット検索すると銅板にマスキングして腐食させるエッチング手法が主流のようです。

    う〜ん、なんか色々面倒くさそう。

    手持ちの材料だけで済ませられる物にしようと思い、2mm厚アクリル板で作ることにしました。

    アクリル板製ヘッドバッジ製作は完全あららオリジナル技法。まぁ、そんな大したもんでもないけど。

    デザインはネルフ仕様の小径車という設定なので、ダホン・ネルフのコラボロゴを制作。土台となるデザインはダホンのものを基本にしてみた。


    ダホン純正ヘッドバッジ


    ダホン・ネルフのコラボヘッドバッジデザイン

    デザインが決まったら土台のアクリル板の型抜き。型をレーザーラベルに印刷してアクリル板に貼り付ける。




    型に沿って自作卓上トリマーテーブルで大雑把に切削。サクサク削れるので削り過ぎに注意。

    次に棒ヤスリで細かく削る。


    アクリル板の型抜きはこれで完了。

    次は、アクリル板をヘッドチューブの曲面に上手く合うように曲げられるか試してみる。

    アクリル板をホットエアガンで熱してパイプに押し当ててみるが、ホットポイントにムラがあるようで熱い所だけが曲がってしまい失敗。まー、想定の範囲内。


    キレイなアールにならない

    ヘッドチューブのサイズに合致する金属パイプかガラス瓶はないかと物色してみるもウチには見当たらない…。プラスチック製は熱で変形してしまうのでダメ。

    仕方ないので自作卓上トリマーテーブルでφ38mmの木製円柱を製作。旋盤があればもっと簡単に作れるんだけどね。旋盤欲しい。


    自作卓上トリマーテーブルで円柱を製作。自作卓上トリマーテーブルまじ便利♪

    溜まっていた木片で即興工作。


    アクリル板アール変形治具〜!(ドラえもん口調)

    アクリル板を中央の円柱に乗せて重ねた紙を被せ、常にテンションが掛かるように紙の左右をクリップと板で固定。


    常にテンションが掛かっているので綺麗に曲げられる。

    アクリル板をホットガンで炙れば円柱のアールに変形。


    加工前(左)と加工後(右)

    ほぼ思惑通りにいきました。

    アクリル板のエッジは棒ヤスリで軽くラウンド処理し、熱でボテッとしたアクリル板表面を紙やすりでならしてコンパウンドで磨く。

    ダホン・ネルフのコラボロゴをデザインしたデカールを貼付。


    デカールはアクリル板の裏側に貼るので鏡面印刷

    ちなみに、ブラック色ならアルプス電気のMD-5500を使わなくてもレーザープリンタでデカール制作ができます。


    ハイキューパーツ クリアデカールTH B5

    裏からシルバーの水性スプレーを吹きます。


    油性だと溶剤が強くてデカールを犯す恐れがあるので水性を推奨。

    デカールはエッチングと違って細かい文字も再現できる。

    ヘッドバッジ
    アクリル製 ダホン・ネルフ コラボデザインヘッドバッジ。

    まずまずいい感じに仕上がりました。パッと見なら手作りには見えないでしょ。質量は2.5g。
    早くフレームに貼り付けてぇ。

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  • フレーム塗装_01
    2023/05/19 22:35  
    FIAT AL-FDB140 カネを掛けずに質感アップカスタム

    換装パーツもほぼほぼ揃ってきたので、バラしてフレーム塗装工程に入ることにしました。

    今回のカスタムは「カネを掛けずに質感アップ!」がコンセプトなので当然自家塗装。元の塗装も剥離せず上塗り。塗料も安価な油性ラッカースプレーがメイン。
    剥離して粉体塗装が理想ですけどね…

    塗装作業に入る前に、塗装しやすいようにフレームにスタンドを取り付けておく。


    塗装の邪魔にならないようにスタンドを付ける。

    ホントはフレームの分割部分も分離したかったのだが、バラせなかった… これどういう構造になってんの?


    キレイにバラせる気がしなかったので早々に降参しました。無理にバラさなくても塗装はできるし。

    プロショップの橋輪さんはバラせたようです。さすが。

    まずは油脂を除去して全体を紙ヤスリで簡単に削り、プライマーを軽く吹く。そして下地にホルツのプラサフを塗布。



    塗装作業はベランダで行うのだけど、塗装ミストで床が汚れるので床全体を養生し、小型粉塵除去装置で塗装ミストの飛散を抑える。コードレスの小型粉塵除去装置は使い勝手が良い。

    分割部分内側をまず塗装。完全に乾いた後にフレーム全体の塗装に入る。

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  • macOS をダウンロードする方法
    2023/05/01 23:00  

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  • 京セラ 両頭グラインダー TG-151 プチ改良
    2023/04/26 01:29  
    京セラから防振機能が付いた新型両頭グラインダーが発売されました!


    京セラ 新型両頭グラインダー TG-152

    …とういのは冗談で、現行機 TG-151 をプチ改良したものです。
     
     

    名づけて、TG-151改。

     
    ちなみに、デフォルトの 京セラ 両頭グラインダー TG-151↓



    素のTG-151をフツーのスライムだとしたら、TG-151改はキングスライムって感じですね。なんかちょっとだけ強そう。(笑

    ぶっちゃけ、大した改良ではありません。施した改良点は3つ。

    1.防振台の設置
    2.運搬ハンドルの装備
    3.照明のLED化
    4.その他


    1●防振台の設置



    静かなインダクションモーターを使っている卓上グラインダーですが、超精密にでも作られていない限り振動は発生します。本機も多分にもれず振動が発生。作業台を伝わって床にも振動が感じられる…。これじゃマズいと思い防振機構を考えた。


    未装着状態の防振台

    デフォルトでは小さいゴム足が4つ付いているだけだったので大幅強化。小さいゴム足4つを取っ払って「防振ゴム(VD1-1520M4)」に換装。
     

    ゴム足を防振ゴムに換装
     
    さらに太い直径46mmのあらら特製シリコンゴムを装着。


    あらら特製シリコンゴム。高さがあるので上下振動にも対応。
     

    理想はこんな感じ。
     
    ゴム足は極力四隅に配置して安定性を出し、作業性が悪くならないよう低床設計にした。

    防振台本体にはパーチクルボードを使用。振動エネルギーを重いパーチクルボードで吸収させる。同じエネルギーなら軽い物より重い物の方が動かないからね。

    防振台により振動を100%吸収!…と言いたいところですが、完全防振は叶わず…。感覚的に7割減ってところでしょうか。フツーの扇風機を「強」で稼働させたくらいの振動。

    まぁ、日中での作業であれば迷惑にはならないレベル、かな。
     
     

    2●運搬ハンドルの装備



    部屋が狭いため卓上グラインダーも作業台に常置できません。使う時だけ作業台に乗せるという工程になるため運搬ハンドルの存在はとてつもなくデカい。でも、京セラもマキタも付いてないんですよね。三流メーカーの物には付いてるのに…

    新興製作所 SHG-150N

    んじゃ、自分で付けるしかなかばい! ということで運搬ハンドルを作ってみました。


    未装着状態の運搬ハンドル

    アルミ構成の作りにしたので剛性バッチリ。両端のアルミプレートは4mm厚。ハンドル部分は芯に10mmのアルミ角棒をセレクト。MDFボードとアクリル板を接着して手触りを良くした。


    ハンドル部のパーツ



    本体に取り付ける長ネジは130mmの物から150mmの物に交換。
    スマートかつ強度も申し分ない工作になったと思う。

    ちなみに、TG-151の前モデル・TG-150には運搬ハンドルが付いてました。どうして改悪した、リョービさん。
     
     

    3●照明のLED化



    TG-151には標準で照明は付いていたけれど、物理的にもセッティング的にも鬱陶しかったのでマキタタイプに改造することにした。


    フレキシブルアームがちょっと鬱陶しい標準の照明。運搬ハンドルの邪魔にもなるので撤去。

    マキタの卓上グラインダー「GB602W」は左右両方のディクスに個別にライトが備わっているのでTG-151のように1つしか無いライトをイチイチ向ける必要がないのだ。


    マキタ 卓上グラインダ GB602W

    TG-151改に取り付けるLED照明ユニット。


    アイシールドと一体にしたLED照明


    邪魔にならないようコンパクトに設計。

    標準のライトは12Vの電球だったので12Vで光るパワーLEDを買ったのだけど、購入してから気づいた。「標準の12Vってもしかしたら交流電源なんじゃね?」
    テスターで確かめてみたらやっぱり交流だった…。直流だったらLED使ってましたよね。

    整流ダイオードをかまして無理やり直流にしてみたけど、やっぱり高速点滅して使えたもんじゃない…。ブリッジダイオードにすりゃいいのかもしれないが、手元にあった小型の12V ACアダプターを内蔵させて電源にした。


    内部。左上の黒い物体がACアダプタ。

    初めから交流12Vとわかっていれば他に合理的な手段もあったんだけど。

    本体との接続はメンテナンス性を考えて取り外しが容易なDCジャック。



    ホントはL字型のプラグにしたかったんだけど…。未練ばかりだね。(汗

    LED照明の電源スイッチはモーターと分離。モーターを止めてもライトは点いたままにできるので材料の状態が確認でき作業性が上がる。スイッチは操作性に優れたトグルスイッチ。


    電源スイッチ。1本の指で同時操作も可能。
     

    ライトは必ず付けるべき。
     
     

    4●その他


    アイシールド

    標準のアイシールドはアクリル板の上げ下げがイマイチスムーズではないので、LED照明ユニットと一体にする方針もあり新造することにした。

    剛性を持たせるためにアルミアングル材をアームに採用。アイシールドの取り付けボルトにはバネワッシャを2つ組み込みテンションがかかるようにする。
     

    スムーズで固定力もあるアイシールドになった。
     
    アクリル板も四角い物を新造しようと思っていたが、ゴミを出すのも何なので付属の楕円アクリル板を流用することにした。
     

    100mmディスク装着

    150mmのフェルトディスクって結構高価なので、100均で売っているディスクグラインダー用の100mmディスクも使えるように工夫してみた。100均で売っていても売価は200円だけど。


    ディスクグラインダー用100mmディスク装着の図

    ディスクと本体の間に自作のアダプターを挟んで幅を調整。


    アダプタを挟み込むことでナットの露出をなくす。


    アルミ製自作アダプタ

    アダプタは自作卓上トリマーテーブルとボール盤を用いて製作。フライス盤の真似事ができる自作卓上トリマーテーブルはナカナカ使えるヤツだ。

    デザイン

    本体がシルバーとブラック配色だったのでそれに倣ってシルバー/ブラックに着色。


    違和感のない配色。
     
    KYOCERAロゴのデカールをMD-5500で制作して貼付。ロゴがあると本物感が出ます。


     

    ■使用材料

    ・20mm厚パーチクルボード
    ・15mm厚パーチクルボード
    ・9mm厚MDFボード
    ・5.5mm厚MDFボード
    ・2.5mm厚MDFボード
    ・2mm厚透明アクリル板
    ・1mm厚透明塩ビ板
    ・3.2mm厚鋼平板
    ・各種アルミ材
    ・パワーLED
    ・12V ACアダプタ
    ・セメント抵抗
    ・トグルスイッチ
    ・DCプラグ
    ・DCジャック
    ・各種ネジ/ナット
    ・防振ナット
    ・3mm厚ゴム板
     
     

    ■使用工具

    ・スライド丸ノコ 日立工機 C6RSHC
    ・テーブルソー 14式中型自作テーブルソー
    ・テーブルソー プロクソン スーパーサーキュラソウテーブル28070 改
    ・テーブルソー プロクソン ミニサーキュラソウテーブル28006 改
    ・トリマーテーブル
    ・卓上ボール盤 レクソン DP2250R
    ・ドリルドライバ 日立工機 DS10DAL
    ・ドリルドライバ 日立工機 DS10DFL
    ・インパクトドライバ 日立工機 WH14DDL
    ・ホットガン リョービ HAG-1551
    ・ハンダコテ goot PX-201
    ・+ドライバー #0、#1、#2
    ・ワイヤーストリッパー エンジニア PA-06
    ・ハンダコテ good
    ・ピンバイス
    ・彫刻刀
    ・鉄工用ノコギリ
    ・鉄工用ヤスリ
    ・木工用ヤスリ
    ・ペーパーヤスリ
    ・六角レンチ
    ・レンチ
    ・各種クランプ
    ・ノギス  ミツトヨ CD-15PSX
    ・コンベックス タジマ Gロック-13

    ・木工用ボンド
    ・万能ボンド ボンド ウルトラ多用途S・U(クリヤー)120ml
    ボンド G17 速乾強力 170ml
    ・両面テープ
    ・墨汁
    ・塗料 油性ニス
    ・塗料 ラッカー

    ・パソコン Apple Mac Pro
    ・パソコン Apple iBook G3
    ・プリンタ ALPS MD-5500
     

    総評



    以前から欲しいと思っていた卓上グラインダー。実は運搬ハンドルが付いたS社の製品を購入したことはあるのですが、振動が酷過ぎてすぐ処分してしまったのです。それでしばらく卓上グラインダー熱も冷めていたところ…、やっぱり欲しい!と物欲が復活。三流メーカーには懲りたのでリョービ(現・京セラ)かマキタの製品で検討。で、コスパに優れる京セラをチョイス。ホントに自分はマキタとは縁が無いなぁ。(苦笑

    TG-151も振動は発生したけど三流メーカー品に比べればまったく許容範囲。ただ、やはりご近所迷惑になるようなマネは極力避けたいので防振を施した次第。そして使い勝手向上のための運搬ハンドル。ついでにLED照明って感じですね。

    スマートに仕上がってまぁまぁじゃないでしょーか。これでアルミ材をバリバリ研磨できる。
    放置しているSDP-300Vの大改造もいい加減完成させないと。

    なお、メーカーは改造を認めていません。改造する場合は自己責任で行ってください。
     

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  • FIAT AL-FDB14 カスタム カーボンシートポスト編01
    2023/04/23 17:09  
    FIAT AL-FDB14軽量化第一弾、シートポストのカーボン化!
    FIAT AL-FDB14はダホン Doveルノー LIGHT 8の兄弟車。


    ルノー LIGHT 8

    うん、シートポストカーボン化ね。
    ダホン車販売で実績のあるプロショップや魔改造のスペシャリストもサジを投げた無理ゲーカスタム。カーボンは摩擦係数が低く乗っているとズリズリ下がってくるらしい。

    分かっているなら素直にアルミ製にしておけゃいいのにって声も聞こえてきそうですが、こういうの挑戦したくなるんですよ。工作好きの血が騒ぐ。(苦笑

    カネがあるならコイツを買っとけ。
     
          
    KCNC ライトウイング

    今回チョイスしたカーボンシートポストは激安中華パーツで有名な「Litepro」製。
    ダメ元なので高価なものは買えん。とは言え、内心では何とかなるんじゃね? と思ってる。


    パッと見た感じはそんなに安っぽさは感じない。Litepro のロゴは後で消す。

    ポストの直径は実測30.0〜33.67mm。激安中華パーツらしい品質。

    標準シートポストの質量は532.4 g。カーボンは247.9gだったので実に284.5 gもの軽量化!

    スゴく軽くなったぞ! ワーイ♪

     
    …などと脳天気に喜ぶ気にはなれません。
    パイプの肉厚は1.77mmと2mmも無い薄さ。両端を持ってヒザでバキッとやれば折れるんじゃないか…


    極薄1.77mm。

    ちなみに、ロードに取り付けているデダのちょっと良いカーボンシートポストの肉厚は2.66mm。


    強度的には2倍くらいの差があるのではなかろうか。

    小径車は特にシートポストの露出長があるので負荷はかなり増すハズ。

    自分に内蔵された危機感知センサーが反応します。
    コイツを素のまま使ったら走行距離600km以内に十中八九折れる。シートポストズリ落ち問題より深刻だ。

    実際に折れた方がいます。→http://blog.bddb.org/2022/06/litepro.html

    激安中華メーカーの耐荷重表記や指定トルクなんかはまったくアテにならない。絶対まともな試験なんてしてませんよ。まぁ、それもある程度承知の上での購入ですが。

    それで補強対策を考える。

    具体的な問題は薄いパイプによる強度不足。荷重により変形し、力が一点に集中して損壊。つまり、強度を高めつつ加わる力を分散し変形を抑えることが肝要。

    パイプ内径が30.2mmだったので外径30mmのアルミパイプを差し込もうかとかと思ったが、より強固かつ安価に済む塩ビパイプを叩き込むことにした。

    用意したのはホムセンで売ってる内径25mm規格の塩ビパイプ。いわゆる水道管。外径は32mm。
    弾力性もあり、人の力で折れる気がしない。


    塩ビパイプ。肉厚は約3.3mm。


    シートクランプの固定位置はシートポストに印字された「1」の所。補強塩ビパイプはこの写真の位置に固定。

    外径32mmのパイプは内径30mmのパイプには当然どうしたって入りません。だが、そこがいい。



    直径32mmの円周は100.53mm。これから直径30.2mmの円周94.88mmを引けば5.65mm。
    塩ビパイプに幅5.65mmのスリットを入れればよいのです。常に外側に圧力が加わる状態になるのでズレる心配が少ない。

    ただ、スリット1本だけではさすがに挿入時にキツいので溝を入れて変形しやすくし、先端は引っ掛からないようヤスリで斜めに削る。長さはテキトーに160mmに切断。


    加工した補強塩ビパイプ

    境目の部分に負荷が集中しないよう柔軟性を持たせるため先端に2本の細いスリットも入れた。

    筋彫り加工には自作卓上トリマーテーブルが役に立つ。


    断面

    補強塩ビパイプの質量は53g。

    緩過ぎてもキツ過ぎてもマズいので、スリットの幅は正確に合わせる。シートポストに挿入する前にシートポストの端を30mmほど切り落として確認。


    通るか確かめる。

    実際に打ち込み始めたらかなりキツい。(汗 



    9割以上が挿入された状態なのでもう引き抜くことはほぼ不可能。こうなったら最後までブチ込むしかない!
    それで急遽叩き込み補助具を製作。最初に作った塩ビパイプ製補助具はハンマーで叩き込んだ時に割れたので全金属製に作り直した。


    パイプ叩き込み補助具

    以前切り飛ばしておいたスチールラックのパイプとM12の寸切りボルト、ナット、M14ワッシャで製作。パイプは捨てずに取っておいて良かった。M14ワッシャも直径30mmとジャストサイズ。

    破断もせずなんとかブチ込むことができました。シートポスト強度も倍くらいになったのではなかろうか。

    塩ビパイプによるカーボンシートポスト補強法はあららオリジナルアイディア。肉厚の薄いアルミシートポストにも有効でしょう。

    ちなみに、補強塩ビパイプ挿入によりシートポスト質量は288.1gとなりました。


    質量288.1gなら十分軽い。


    まずはフツーに換装して試走してみる。


    カーボンシートポストを纏ったAL-FDB14

    15km走った結果…


    左が出走前、右が15km走行後。4mmほど低下。

    うむ、やっぱり下がるんだなぁ。こうじゃないとチャレンジのし甲斐がない。(笑
    ちなみに、自分の体重は66kgほど。もうちっと痩せたい…
     
     

    【対策その1】スリーブ内側のヤスリがけとボルト締め



    スリーブ内側をヤスリがけして摩擦係数を増やす。


    内側をヤスリがけしたスリーブ

    クイックレバーよりボルト止めの方がキツく締められる。また、シートポスト盗難対策としてクイックレバーは廃止にしたかったので渡りに船。
    「フォールディングバイクだからクイックレバー」って固定観念を駆逐したい。

    ボルトは目一杯締め付ける。これで割れるようならそれまでの製品ってこと。もっとも、補強塩ビパイプの挿入でカーボンパイプは変形しにくくなっているので割れにくくはなっていると思う。また、実際のところ細い4mmアーレンキーでは力を入れてもしなるのでそこまで強く締め付けられない。

    20km走った結果…


    左が出走前。右が20km走行後。

    0.7mmほどの下落でしょうか…。
     

    【対策その2】耐水ペーパーの貼付



    1000番の耐水ペーパーをカーボンシートポストに貼付して摩擦係数爆上げ作戦!
    紙ヤスリである耐水ペーパーなら滑ることなんてまずはあり得ない。雨で濡れてもある程度大丈夫なように通常の紙やすりではなく耐水ペーパーをチョイス。
    カーボンシートポストへの接着は水性ニスを使用。


    耐水ペーパーを貼付したカーボンシートポスト


    左が出走前。右が20km走行後。

    まったく下落無し! これは下がる気がしない。
    ただ、この方法だとシートピラーを頻繁に上げ下げする場合にちょっと億劫。

    …とは言っても、カーボンシートポストを上げ下げすると絶対キズだらけになるので下げる気は無いんですけどね。クルマに載せる時はカーボンシートポストは引っこ抜く予定。
    頻繁に上げ下げする使い方の場合はアルミ製のシートポストを採用しましょう。アルミならキズついても精神的ダメージは少ない。

    アイディアは他にもまだまだありますが、最初は簡単にできる方法から。


    なお、カーボンシートポストに換装してから100km走行しましたが、今のところシートポストに異常は無い。補強塩ビパイプが上手く機能しているのかな。

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