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備忘録・自作テーブルソー・自作塗装ブース・DIY等

23式自作塗装ブース

  • 23式自作塗装ブース[室内排気型] 発表!
    2022/12/21 00:21  
    大変お待たせしました。やぁっと完成しました。
    想定より4倍は手間がかかった。見通しが我ながら甘い。

    11式、12式、13式、16式に続く自作塗装ブース第5作、22式改め23式。

    23式の製作コンセプトは…イージー!

    23式自作塗装ブース
    23式自作塗装ブース

    11式改を作ったけどあまり使ってないんですよね。模型用サイズなのでデカいものに対応できないってこともあるのですが、セッティングが面倒くさいって点も使用頻度を下げる要因になっているのです。

    セッティングで面倒くさいのは排気ダクトの設置。なのでそれを無くしてしまえって発想。

    ズバリ、室内排気型!!!

    INDEX
    室内排気
     −ハイカムフィルター
     −整流板フィルター
     −インナーフィルター
     −水着式フィルター
     −活性炭フィルター
     −パワーユニット
    室外排気
     −室外排気口
     −排気ダクト
     −窓枠パネル
     −窓枠パネルDCファン
    便利機能
     −LED照明
     −ハンドピースホルダー
     −コンセントスイッチ
    室外排気パーツ専用収納ボックス
    デザイン
     −コンパクトボディ
    その他
     −ゴム足
     −把手
     −親切設計
     −保守
    仕様
    使用材料
     −使用工具
    総評

    ■室内排気



    室内排気を実現するにはフィルター性能の向上が不可欠。フィルター性能が低いと塗装ミストを室内に撒き散らすだけになってしまう。

    今まで製作した塗装ブースは「ハニカムフィルター」と「不織布フィルター」の二段フィルター構造でしたが、23式では「ハニカムフィルター」、「整流板不織布フィルター」、「インナー不織布フィルター」、ブロアファン通過後に「水着式フィルター」、「活性炭フィルター」を経る5段フィルター構造! 徹底的に塗装ミストを除去します。

    ●ハニカムフィルター
     吸引力を落とすこと無く塗料を付着させる。GSIクレオスのハニカムフィルター GT03Hを流用。

    GSIクレオス GT03H
    GSIクレオス GT03H


    そのままでは大きいので23式に合うサイズ(W434×H280)にカット。

    ハニカムフィルター
    ハニカムフィルター装着の図


    取り外しやすいよう、余った素材でツマミを接着しておく


    ●整流板不織布フィルター
     整流板機能を持たせたフィルター。ハニカムフィルターの奥に設置。


    整流板フィルター

    整流板フィルターカセット
    整流板フィルターカセット

    網はダイソーの焼き網を流用。13式、16式のものより若干薄型になりました。


    不織布フィルターを挟み込むだけ。磁石で固定。

    本体への取り付けはスタンドに置いて上部を超強力磁石でくっつけるだけ。下部に隙間を持たせることで吸引力低下を防ぐ。

    整流板フィルター
    上部に超強力磁石を埋め込み


    ●不織布インナーフィルター
     DCブロアファンの汚れ防止。整流板フィルターの奥に設置。不織布はマジックテープで固定。

    インナーフィルター
    インナーフィルター


    ハニカムフィルター、整流板フィルター、インナーフィルターを取り外した状態。

    ●水着式フィルター
     「小型粉塵除去装置」でも採用したフィルター。微細な塗装ミストを水に付着させる。容器の中で水が暴れるので水着率が上がる構造。動かしてみたところ、想定以上に効果が期待できそう。

    水着式フィルター
    水着式フィルター


    内部に空気の流れをスムーズにさせる構造物を設置。


    引き出しのように本体にセット。


    取り出す時は裏側の穴に指を突っ込んで押し出す。

    大量に水を入れるとこぼれる恐れがあるので水量は450mlくらいが適量かと。それでも飛び出す場合は水量を減らしてください。
    水に少し中性洗剤を混ぜておくと汚れが付着しにくくなり、泡立つことでさらに塗装ミストを付着させやすくなる。

    作業後は水を必ず廃棄してください。


    ●活性炭フィルター
     最終フィルター。活性炭を含んだフィルターによって臭気を吸収。不織布フィルターとのハイブリット構造。吸引力を高めたい場合は不織布フィルターの濃度を下げて下さい。


    活性炭フィルター


    長持ちさせるため、活性炭フィルターは不織布の上に配置。

    活性炭は不織布から取り出さないでください。ボロボロ剥がれて炭を部屋に撒き散らすことになります。


    取り換え用の活性炭フィルターを同梱。

    なお、23式の活性炭フィルターだけで臭気を完全に除去するのは難しいので市販の空気清浄機の併用を推奨します。



    ●パワーユニット

    ●超強力DCブロアファン
     パワーユニットには静圧性能が高い大型DCブロアファンを採用。13式で使った超強力DCファンに風量では敵いませんが、複雑な排気経路でも確実に押し出す性能を持っています。室内排気には軸流ファンよりブロアファンの方が向いている。コイツを2基装備。


    メインブロアファン

    ナカナカパワフル。駆動音も大きくないので塗装ブースに最適!


    内部構造


    超強力DCブロアファン SanAce B150

    「超強力DCブロアファン」はあららStoerで販売中。

    ●内蔵補機DCファン
     補機として装備。騒音対策としてそこそこの性能のものをチョイス。なお、将来のハイパワー化に対応できるよう38mm厚のファンも装着できる設計にしています。


    内蔵補機ファン

    排気風を4方向に指向できる。磁石で固定。


    排気風指向ボックス

    室内排気時はティッシュ吸い付きテスト20枚ほど。
    動作音はスマホの簡易騒音計測アプリで56dBほど。塗装ブースとしては静かな部類ではないかと思います。11式改、13式より静か。


    55.4dB。

    塗装時は本体と下蓋の間に隙間があるので作業スペースにコピー用紙等を敷いてください。

    ※室内排気はエアーブラシ塗装時に限定。缶スプレー塗装の場合は可燃性のガスが部屋に充満してしまうので使えません。火をつけたら部屋が爆発します。エアーブラシ塗装時も大事を取って換気はしてください。


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  • 配線作業
    2022/12/14 19:00  
    配線作業中…



    ぐほっ、使おうと思っていた回路が壊れとる…
    明日、秋月電子に買いに行かねば…

    本当に参った。焦ってます

    拍手[0回]


  • 22式 製作過程_03
    2022/11/30 00:18  
    やっと完成の目処がつく状態まできました。
    本体にDCブロアファンを組み込んで動作・性能確認。



    DCブロアファンの性能や設計でおおよその予測は立ちますが、正確なところは実際に動かしてみないとわかりません。

    で、結果は…

    非常に良好な感じ! 想像していたより排気性能が高そう。オマケに動作音もそれほどうるさくない56dB。


    スマホの簡易騒音計なので正確性は担保できませんが…。

    少なくとも11式改や13式などより静かです。
    DCブロアファンを使った「小型粉塵除去装置」は作りましたが、塗装ブースに採用したのは初めてだったので納得できる性能確認が取れ安堵しました。

    本体の塗装作業に入りデカールの貼付も行う。


    23式自作塗装ブース専用オリジナルデカール


    ズレたりしたら見栄えが悪くなるので慎重に貼付する。

    塗装作業が終わったら各パーツを組み込んで完成。
    あと名称ですが、22式改め「23式自作塗装ブース」とすることにしました。;;;

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  • 22式 製作過程_02
    2022/11/08 21:57  
    全然記事アップしていませんが、コツコツ製作は進めています。;;;



    一気にボディを組み立ててしまいたいのですが、空気漏れを極力排除するためパーツを0.1mm単位で作っているので組み合わせ具合を確かめるためチマチマした作業になっています。

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  • 22式 製作過程_01
    2022/09/08 21:02  
    設計もほぼ固まったので本製作に入りました。



    筐体は12式、13式、16式と何じMDFボードで製作。組み立て前に加工を施しておく。




    自作トリマーテーブルで把手の穴あけ加工。


    強度が必要な箇所にはアルミ材を使用。


    水着式フィルター構成品。

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  • 22式自作塗装ブース設計図(仮)2
    2022/08/27 19:32  
    最新の設計図。




    完成予想図

    左側のスベースに室内排気用のフィルターシステムが入る。室外排気時はここを通過しないルートになってダイレクトに排出される構造。

    細かい設計はまだ進行中ですが、ほぼ決定した所は製作を開始!

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  • 22式自作塗装ブース設計図(仮)
    2022/08/14 15:12  
    先日閃いた底面ファン構想はボツになりました。

     アイディア的には悪くなかったと思うのだけど色々考えた結果、室内排気構造だと排気経路が複雑になり性能が落ちる懸念が…。室外排気だけなら問題なかったんですけどね。

     それでオーソドックスな奥正面配置に落ち着きました。



     収納状態で奥行き約200mmと超コンパクト設計。機能性は無論、メンテナンス性とデザイン性も十分に考慮した設計にします。

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  • DCブロアファンの実証試験
    2022/07/24 15:48  
    22式に採用するDCブロアファンの実証試験を行いました。



    ダンボールに取り付けてティッシュが何枚吸い付くか。
    結果はフィルター無し状態で24枚。市販品に比べれば多少マシってレベルで自分的にはイマイチ納得いかない。

    やはりファンが近ければ近いほど吸引力は強いので、ファンを近づけるように位置の変更を画策する。
    フツーに正面奥かなと思ったが、寝っ転がっている時に閃いた。

    塗装ブースで一番吹きつかれる場所はA〜Iの内どこか。



    答えは「H」。

    大体次のような感じで使われます。



    であるならば、一番ファンが至近になる位置は…

    底面だ!!

    今までたぶん誰も考えなかった発想!

    40mm厚という比較的薄いファンだからできる構造。
    DCブロアファン底面配置で設計を進めようと思います。

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  • 22式自作塗装ブース計画発動
    2022/07/21 23:22  
    16式に続く自作塗装ブース第5弾、22式自作塗装ブースの製作を開始します。

    今回の目玉機能は「室内排気型」。

    ちょうど「卓上撮影ブース」の製作が終わったので、タイミングとしては良かった。
    近日中に「卓上撮影ブース」を公開するのでお楽しみに。市販品とはひと味違いますぜ。

    塗装ブースの一番厄介な所は排気をイチイチ室外に排出しなくてはならない点。
    窓の近くでしか使えないし、ダクトのセッティングが面倒。

    可燃性ガスであるジメチルエーテルを使ったスプレー缶の場合は室外に排気する必要がありますが、ガスを使わないエアブラシでであれば室内排気でもOK。
    それで以前から「室内排気型」を模索していました。

    「室内排気型」で重要なのはいかに吸引力を落とさず塗装ミストを除去できるか。除去できないと塗装ミストを室内に撒き散らすだけになってしまいますからね。

    部屋のどこでも使える塗装ブースは気軽に使えて超便利になること間違いなし。
    もちろん、スブレー缶塗装時のことも考えて室外排気もできる仕様。

    今までの塗装ブースには無かった機能を詰め込みます。
    今は設計のことで頭フル回転。

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