FIAT AL-FDB140 カネを掛けずに質感アップカスタム
ヘッドに付けるヘッドバッジの製作。
デカールで済ませようと考えていましたが、立体感のあるヘッドバッジの方がカッコイイんじゃないかとなんとなく気が変わったので作ることにしました。
AL-FDB140 に元々付いていたFIAT のヘッドバッジ。品質が低くてダサいです。自転車のカスタムでヘッドバッジまで自作する人はあまりいないと思いますが、作る人は作ります。ネット検索すると銅板にマスキングして腐食させるエッチング手法が主流のようです。
う〜ん、なんか色々面倒くさそう。
手持ちの材料だけで済ませられる物にしようと思い、2mm厚アクリル板で作ることにしました。
アクリル板製ヘッドバッジ製作は完全あららオリジナル技法。まぁ、そんな大したもんでもないけど。
デザインはネルフ仕様の小径車という設定なので、ダホン・ネルフのコラボロゴを制作。土台となるデザインはダホンのものを基本にしてみた。
ダホン純正ヘッドバッジダホン・ネルフのコラボヘッドバッジデザインデザインが決まったら土台のアクリル板の型抜き。型をレーザーラベルに印刷してアクリル板に貼り付ける。
型に沿って自作卓上トリマーテーブルで大雑把に切削。サクサク削れるので削り過ぎに注意。
次に棒ヤスリで細かく削る。
アクリル板の型抜きはこれで完了。
次は、アクリル板をヘッドチューブの曲面に上手く合うように曲げられるか試してみる。
アクリル板を
ホットエアガンで熱してパイプに押し当ててみるが、ホットポイントにムラがあるようで熱い所だけが曲がってしまい失敗。まー、想定の範囲内。
キレイなアールにならないヘッドチューブのサイズに合致する金属パイプかガラス瓶はないかと物色してみるもウチには見当たらない…。プラスチック製は熱で変形してしまうのでダメ。
仕方ないので
自作卓上トリマーテーブルでφ38mmの木製円柱を製作。旋盤があればもっと簡単に作れるんだけどね。旋盤欲しい。
自作卓上トリマーテーブルで円柱を製作。自作卓上トリマーテーブルまじ便利♪溜まっていた木片で即興工作。
アクリル板アール変形治具〜!(ドラえもん口調)
アクリル板を中央の円柱に乗せて重ねた紙を被せ、常にテンションが掛かるように紙の左右をクリップと板で固定。
常にテンションが掛かっているので綺麗に曲げられる。
アクリル板をホットガンで炙れば円柱のアールに変形。
加工前(左)と加工後(右)ほぼ思惑通りにいきました。
アクリル板のエッジは棒ヤスリで軽くラウンド処理し、熱でボテッとしたアクリル板表面を紙やすりでならしてコンパウンドで磨く。
ダホン・ネルフのコラボロゴをデザインしたデカールを貼付。
デカールはアクリル板の裏側に貼るので鏡面印刷ちなみに、ブラック色ならアルプス電気のMD-5500を使わなくてもレーザープリンタでデカール制作ができます。
ハイキューパーツ クリアデカールTH B5裏からシルバーの水性スプレーを吹きます。
油性だと溶剤が強くてデカールを犯す恐れがあるので水性を推奨。デカールはエッチングと違って細かい文字も再現できる。
アクリル製 ダホン・ネルフ コラボデザインヘッドバッジ。まずまずいい感じに仕上がりました。パッと見なら手作りには見えないでしょ。質量は2.5g。
早くフレームに貼り付けてぇ。