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備忘録・自作テーブルソー・自作塗装ブース・DIY等

自作フィニッシングペーパー(紙ヤスリ)ケース

2018/03/17 01:02  
 フィニッシングペーパー(紙ヤスリ)のケースを作りました。


タミヤの新商品…ではありません。

 模型製作やDIYで必需品のフィニッシングペーパー。デフォルトの大きさのままでは使い勝手が悪いので小さくカットした方が良い。また、使う度にカットするのも鬱陶しいのであらかじめ切り備えておくのが合理的。そこでそれを収める専用ケースが必要ということになりました。

 タミヤから「フィニッシングペーパー ファイルケース」というものもリリースされてたようですが、自分の求めるものではない。

 当初はリングスターのクリアケース「RP-240」を買おうと思ったのだけど、粒度違いの14種を収めたかったので12仕切仕様のRP-240はちょっと…ということで自作してみた次第。フィニッシングペーパーはタミヤ三共理化学のものを使用。タミヤの方が品質はいいのですが、お値段が三共理化学の倍近くするので質をあまり求めない場合に三共理化学製を使おうとのこと。




リングスター RP-240タミヤ フィニッシングペーパー


・カットサイズ
 ケースのサイズはフィニッシングペーパーのカットサイズが入るものにしなければなりません。三共理化学製のサイズは230×280mm。タミヤ製のものは230×93mm。この2種類が合致するサイズにカットする必要があります。



 カットサイズは47×38.2mmに設定。

・ケースサイズ
 収納寸法はちょっと余裕を持たせて50×42mmに設定。


設計図。

 極力コンパクトになるよう、外板は4mm厚、仕切り板・底板には2.5mm厚のMDFボードを使用。仕切り板は櫛状にして縦横組み合わせます。なお、底板は今回ちょっと新しい結合構造にしました。


左は従来構造。右が新構造。

 従来は外板に溝を掘り薄板を差し込んでいましたが、今回は底面に底板がくるようにして深さを確保。強度的には若干劣るけどもこのケースは軽い物の収納なのでそれほどの強度は必要無いと判断しました。

 使用工具は小型卓上テーブルソー 28070 改。コイツ1台で木材カット、溝掘り、斜め切り等、今回の工作で必要な工程がすべてできる。

プロクソン スーパーサーキュラーソウテーブル No.28070


組み立て前。


組み立てた状態。

 これをマットブラックに塗装します。


木口にニスをタップリ塗りつけて滑らかにしてからつや消しブラック塗装。最後につや消しクリアで仕上げ。

・専用ステッカー
 粒度数を印刷したステッカーを制作。貼り替えが可能なように今回はデカールではなくステッカー仕様。カッティングシートにプリントしてラミネート処理します。


粒度数ステッカー。タミヤロゴもついでに制作。


ステッカーを貼って完成です。

・専用カット定規
 フィニッシングペーパーのカットサイズ 47×38.2mmは少し中途半端。通常の定規でのカットはちょっと鬱陶しい。そこで専用定規を作ることにしました。


2mm厚アルミ板製。

 この専用カット定規も28070改を使って製作。


設計図。

 47mm幅と38.2mm幅専用なのでイチイチ寸法を測ることなくサクサク切断できる。


まずは縦に切ります。


次に横を切断。


束ね切りにすれば短時間で簡単に切り揃えられたものができる。



机の引き出しに収納した状態。

 特筆すべきアイテムではありませんが、自分的にはまずまず納得の出来。専用のピッタリサイズのケースなので紙ヤスリがスマートに収納できます。

 ちなみに、今までは小さい紙箱に入れていました。



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