13式自作塗装ブース開発が本格スタートしました。ということで、接着時にあると重宝するCクランプをダイソーで試し買い。果たして実力やいかに?
アイアンダイカスト製で剛性はありそうなんですが、仕上げが甘い…
固定する部分が平らになっていません。これじゃ対象物が傷つくし、接触面積が小さいので固定力が落ちてしまいます。
ひどい…
こんなんじゃ使い物にならないので金属用ヤスリで削って平らにします。
一応平らになりました。
修正前と修正後の対象物へのダメージ比較。
左は修正前。右が修正後。修正前は出っ張りがあったのでそこだけ力が加わり凹み、固定力がないので滑ってさらにキズを広げました。修正後は全体に力が分散するようになったのでほとんどキズはつきません。
しかーし、ネジ側の方はフラットじゃないのできつく締めると跡が…
これじゃぁね…
本番の時は間に木材を挟むとかの対策を講じた方がいいでしょう。
あと、ネジ穴が斜めっているのでネジが垂直になっていません。
これ、締め付けるとズレますよね…。とんでもない欠陥商品。
【追記】
ネットショップで売っていた藤原産業のCクランプ
「KC-50」を購入しました。
右側の黒いヤツを新たに購入。ガッチリした作りの上、仕上げも良好でチープ感はない。
ダイソーのCクランプとは違い、基本がちゃんとしています。
固定部はしっかり平らになっていて、ネジの先端も面積が広くなってます。
当然ネジ穴もまっすぐ。
あと、ネジのミゾの間隔が広く彫られているので、少ない回転数で締めたり緩めたりでき効率的になっている。
ネジのミゾの間隔が違います。
それぞれ10回転させた状態。KC-50の方が素早く広げられる。メッキ処理もダイソーより上等な感じ。
わずかな価格差ですが、品質的にはそれ以上の差があると思います。結論としては、「
ダイソーのCクランプなんて買っちゃダメ!」ってことになりますね。見た目もチープだし、所有満足感皆無。
やっぱりそれなりのショップでちゃんとした商品を購入するのが理想的。しかしまぁ、クランプは複数揃えたいので1個1,000円はちょっと痛い…
高い物にはそれに見合う意味があります。工具はいいもん使いたい。
工具は男のロマンです。
■Cクランプとシャコ万力の違い ショップでは「Cクランプ」と「シャコ万力」といった形状がほぼ同じの商品が陳列しています。この二つの違いはなんでしょう? ちょっと疑問に思ったので調べてみました。そしたら…
ほとんど同じものでした〜 「Cクランプ」の「C」がシャコの頭文字だと思ったら、シャコは蝦蛄(日本語)なので見当違い。工具の形状がC型なのでCクランプと呼ばれます。幅の長いものはバーコ型(B型)と言うみたい。万力を英語でいうとクランプ(バイスとも言う)。
ただ、市場では安価なものをCクランプと言い、高価なものをシャコ万力と言う傾向があるようです。Cクランプは鋳鉄製や鋼板製、アルミダイカスト製などで製造コストが安く、シャコ万力の方は鍛造焼入鋼などで頑丈っぽく、耐熱も高いようです。溶接などではシャコ万力を使う。作りや素材は大違い。
シャコ万力、ちょっと欲しいかも。