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備忘録・自作テーブルソー・自作塗装ブース・DIY等

14式中型自作テーブルソー

  • 14式中型自作テーブルソー 完成!
    2014/12/09 00:01  
    完成しました!
    14式中型自作テーブルソー
     自分で言うのもなんですが 無茶苦茶イイです、これ!(笑 かなり理想に近いものになりました。

     テーブルソーを自作している方は多いですが、ここまでアホみたいに懲りまくったものはナカナカないでしょう。(笑 アルミ材を多用したので質感も高めに仕上がりました。質感ってとても大事だと思います。

     14式を作る上で参考にしたのはE-Valueの「ETS-10KN」です。この機械をもっとこうしたら良い、ああしたら良いと考えて設計したのでテーブルソーの基本は押さえていると思う。

       特徴
     今回の「14式中型自作テーブルソー」の特徴は次の7つ。

    1.静音
    2.コンパクト
    3.高精度
    4.強度・剛性
    5.機能性
    6.デザイン性
    7.メンテナンス性

     特に「静音」と「コンパクト」は市販品を圧倒的に凌駕することを目指し、製作コンセプトに掲げました。自作した理由もここにあります。

       静音
     ウチは集合住宅なので室内作業になってしまうため、動作音と本体の大きさを極力小さくする必要があるのです。それで市販のテーブルソーはウチの環境にはあまり好ましくないんですね。とにかく購入したETS-10KNの爆音は我慢できなかった…。
     サイズ的にはETS-10KNも許容範囲でしたが、とにかく動作音の大きさは完全にNG。他の市販品にも自分の要求するものをクリアした製品が皆無なんですね。音の大きい電動工具は使う気を萎えさせます。ETS-10KNもそれで使用頻度が激減しました。
     強いて言えば小型のプロクソンのスーパーサーキュラソウテーブル No.28070 になりますが、テーブルの狭さは完全にアウト。テーブル拡張工事をしたミニサーキュラソウテーブル改(初号機)のように改造が絶対に必要となります。

     結局、後日スーパーサーキュラソウテーブル No.28070 買っちゃいました。(つい衝動買い…苦笑
     →プロクソン スーパーサーキュラソウテーブル NO.28070 大改修計画(2016.4.11)

     どうせ改造をするなら自由に設計できるものをはじめから作った方が何かと都合が良い。ということで中型自作テーブルソー計画を発動しました。

    ・パワーユニット
     パワーユニットにはリョービの丸ノコ「MW-46」をチョイス。決め手はローパワー、安価、コンパクトの3点。とにかく動作音を小さくしたかったので丸ノコとしては最弱と思われる550Wのコイツが最適と判断。また、チップソーは直径が大きくなるほど騒音が大きくなるので小さい147mmのMW-46は好都合。価格もあまり高価だと改造に使うのはもったいない気もしますからね。
     最大切断厚は36mmを予定。数値的に大きくありませんが、大物を切ることは滅多にないのでこれで十分。(結果的に最大切断厚は39mmを確保。SPF 2×4材が一発で切れます。)
     



    【リョービ MW-46】
    ・傾斜切断0~45°
    ・長さ243×幅205×高さ213(162)mm
     ( )内のサイズはハンドルから定盤までの高さを表します。
    ・ノコ刃外径:147mm チップソー
    ・切込深さ:90°=46mm/45°=30mm
    ・回転数:3,700min-1
    ・単相100V・5.7A・550W・2.1kg


    ・減音工作
     密閉に近いボディにパワーユニットを納めることで音漏れを低減させ、さらにボディ内部に吸音材(段ボール)を取り付けることで静粛性を高めました。


    段ボールの小さい穴が音を分散させ反射を抑える…はず

     以上の構造によって動作音は掃除機の「弱」レベルを実現。テーブルソーとしてはとても静かなものと言えるでしょう。14式を体感してしまった後ではうるさい市販品には二度と戻れない。

     視覚的なイメージにするとこんな感じ。

    動作音の小ささは感動もの

     あとは騒音に付随する問題として振動があります。ETS-10KNのように1,400W級モーターに255mmのチップソーを付けて4,000回転以上でブン回せばそれなりの振動が発生します。この振動対策としてはやはりモーターパワーを下げ、チップソーを直径の小さい物にし、回転数を下げ、ボディ重量を上げることが有効。14式は実用性を維持しながら振動もほとんど気にならないレベルまで低減させました。
     直径の大きいチップソーは深切りができる反面、振動を発生させやすくし、遠心力も大きくなるため刃の回転停止に時間がかかるデメリットがあります。

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  • 完成
    2014/12/03 16:37  
     やっと完成しました。点数を付けるなら95点。我ながらナカナカの出来。



     近日まとめ記事をアップします。

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  • フットスイッチ
    2014/11/03 01:58  
     テーブルソーを使うときは普通両手が塞がっています。作業をする前にスイッチをONにしてカットする部材を持ち、カット後に部材がキックバックで飛ばないよう確実に取り除いてから手を離しOFF操作する必要があります。

     この一連の操作がちょっと鬱陶しいんですよね。丸ノコやドリルドライバのようにすぐON/OFFできれば非常に快適になる。

     ということで、14式のメインスイッチにフットスイッチを採用することにしました。


    フルアルミで質感が高い。超シンプルデザインも自分好み。

     フットスイッチも完全自作。立ち作業での操作なので傾斜を持たせず水平にデザイン。電気ブレーキを作動させるためにケーブルは3芯。4芯のUSBケーブルを流用しました。


    USBコネクタ

     サイズはコンパクトデジカメと同程度のコンパクトさ。




    ミシン用のフットスイッチとの比較。厚さが全然違います。

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  • 減音工作
    2014/11/01 02:16  
     14式中型自作テーブルソーの製作コンセプトは「静音」と「コンパクト」。今回は静音にするための工作。

     テーブルソーとしては非力な550Wのモーターを使うことで動作音を小さくします。

     さらに、密閉に近いボディにすることで音漏れを低減。

     なおかつ、ボディの中には音の反射を押さえるべく吸音材(段ボール)を取り付けました。





     段ボールでは防音効果がほとんどないとか主張する御仁もいるみたいですが、減音効果はあるんじゃないかと自分は考えます。

     音を小さい穴に分散させることで反射を押さえようとの思惑。

    この段ボール工作で10〜15%くらいは減音になったかな?
    計測機器がないので感覚的な印象。

    最終的には掃除機の弱程度の音量。テーブルソーとしてはかなり静か。十分満足のいく結果です!

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  • 天板工程
    2014/10/23 12:41  
     天板のアルミ板設置作業。この工程はテーブルソーとしての精度に大きな影響を与えるので細心の注意が必要です。

    ・2層構造
     天板は上層2mm厚アルミ板と下層3mm厚アルミ板の二層構造。こういう作りにした理由は段差付きのガイドレールを極力浅くするため。浅くすることで刃の露出を増やしできる限り深切りができるようにとの考えです。結果的に5mm厚の深さに押さえられた。



    ・ネジ穴
     アルミ板の固定は接着剤と両面テープ、ネジ止めにて行います。接着剤は強力ながら剥がすこともできるコニシの「ウルトラ多用途S・U クリヤー 120ml」。コイツはホントに使い勝手がよい。はみ出しても硬化後に簡単にキレイに取り除くことができる優れもの。自分はこれオンリー。


     接着作業が終わったらネジ止めです。ただ、このネジ止め作業は簡単ではありません。ネジ穴を垂直に掘らなければならないのです。

     使用するネジはサラの木ネジ。垂直にねじ込まないとネジの頭が水平にならず出っ張り引っ掛かる原因になってしまう。


    左のように斜めになるとネジの頭が平にならない。

     ドライバドリルで垂直に穴を掘るのは至難の業。ボール盤は使用不可。





     ここで新兵器の投入だ!

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  • 丸ノコ改造
    2014/10/21 00:42  
     14式中型自作テーブルソーに使う丸ノコ「リョービ MW-46」をテーブルソー仕様に改造。



    コイツを逆さにして天板に取り付けることになります。

    そうするとカバーに切り屑が溜まったり舞上げられたりして具合が悪そうなので穴を空けました。


    結構キレイにできた。

     それとテーブルソーでは不要なグリップの切断。



    これでもう丸ノコとしては使えません。

    チップソーは標準装備のものから山真製鋸の「スーパーオールマイティチップソーSPT-YSD-148SOX」に換装。



    木材はもちろん、アルミ、鉄もOKの万能チップソー。実力はどうかな?




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  • 天板工程
    2014/10/03 01:29  
    天板のアルミ板設置作業。

    テーブルソーを自作している人は多いですが、その大半は天板に木材を使っています。木材は加工や調達がしやすいのが利点なのだけどテーブルソーの天板に用いるには耐久性に難ありと思います。使う度に部材と擦れるのですり減ることは火を見るよりも明らか。

    見た目もあまりクールじゃないし…

    14式では耐久性、精度、強度、格好良さを考慮して2mm厚のアルミ平板を天板に用いました。木材より摩擦係数も小さいのでテーブルソーの天板に最適。メーカーの製品もアルミだしね。長く使う物だからここで妥協はしたくない。



    天板は12mm厚のMDFボードの上に3mm厚アルミ複合板、3mm厚アルミ平板、2mm厚アルミ平板の4層構造で剛性、平滑は完璧。

    0.1mm単位の作業。レール溝をノコ刃に対しまっすぐ設置しないと垂直に切れないし、ピッタリに合わせないとガイドが入らなかったりガタが出たりして精度に大きく影響します。一番慎重を要する工程。

    アルミ材のカットには卓上丸ノコは必須ですね。C6RSHCがあったればこそ。

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  • フットスイッチ
    2014/07/27 21:55  
    自作テーブルソー用のフットスイッチ。
    フルアルミ製なので質感バッチシ。本体とはUSBケーブルで繋げます。



    コンパクト性を重視した設計。縦の動きをどう横の動きに変換させてスイッチボタンを押すかに腐心。機構が複雑だと故障の原因になるのでシンプルさを追求しました。


    設計図。

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  • 塗装その1
    2014/07/25 21:42  
    塗装工程。



    まず、つや消しブラックで精悍さを出します。

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  • 14式自作塗装ブース!?
    2014/06/22 16:53  
    製作中の自作テーブルソーが塗装作業に突入しました。

    それで11式自作塗装ブースを引っぱり出したのだけど、どうも模型用に設計した11式では小さい。

    そこでDIY用の中型塗装ブースが欲しいなと思ってしまった。

    パッと思いついたのは小型シロッコファン3基を用いた折り畳み式。
    シロッコファンなので吹き返しをあまり心配せずダクトも細い物が使える。
    風量は大幅に低下して吸引力も落ちるけど、ダクト設定の自由度が大きくなるのでコンパクトな設計ができるのではないかと。

    11式、12式、13式とは全く異なる構造。アイディアは無限です。

    まさかここで新型塗装ブースを考えることになるとは思ってもみなかった。(笑

    さて、どうするか。

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