DESKTOP TOOLS備忘録・自作テーブルソー・自作塗装ブース・DIY等 |
2011/08/15 11:21 |
2011/06/27 01:03 |
2.コンパクト設計
・吸気用前面パラレルツインファン
ファンの吸気力を最大限に活かすため、スプレーガンの至近になる前面配置とし、さらに2つ並べパラレルツイン仕様にして吸気力を2倍に高めました。なお、パラレルツイン吸気ファンは間を詰めて吸気力の一点集中化を図った。
・排気用エキゾーストファン
パラレルツインファンの後方に排気用のファンをもう一つ配置して排気能力向上と逆流防止を図りました。プロペラファンの弱点である静圧を補い、空気の流れを決定づけ吹き返しを無くすこのファンの存在は大きいです。
・押し込み用サイドファン
吸気より排気の方が強い風だということが塗装ブース設計の大きな課題だと考え、強制的に吸気ファンにミストを吸い込ませるように世界初(たぶん)の「押し込み用ファン」を設置。特にフィルターがあると吸気ファンの吸気能力がガクンと落ちますから、「押し込み用ファン」の役割は絶大と言えるでしょう。
塗装ユニットをすり鉢状にして空気が吸気ファンの一方向へスムーズに流れるようにし、両サイドに「押し込み用ファン」の風が出るようにして中央部の塗装エリアに干渉することなく吹き返しを防止し強力な風の流れを実現させました。
・流体力学
塗装ブースで大事なのは空気の流れを読んでスムーズに排気させることと考え、吹き返しのない工夫をしました。もっとも、流体力学なんて学問を勉強したことはないので今までの経験と勘で設計。
窓枠に設置する排気口は外の風が逆流してこないようにフード付きのステンレス製ガラリを採用し、台風の日でも使える耐候性を実現。板にはミゾを付けて窓枠に挟み込む構造にしたので脱落しにくく、かつ簡単に脱着ができるようにしました。
・メンテナンス性
メンテナンス性にも気を配り、必要な部分はネジ止めで分解できる作りにし、フィルター交換も工具無しに簡単に行える構造にしました。
・内蔵LED照明
塗装ユニットのフード上部にLED照明を設置して暗がりを解消。塗装の状態がシッカリ確認できます。
・操作性
主電源スイッチを操作しやすい塗装ユニット上部に配置。また、主電源スイッチ一発でファンとLED照明を動かすことができるとともに、ファン、LED照明のどちらか一方だけ止めるといったことも可能な回路設計になっています。
・仕上げ
仕上げにもちょっと拘りました。極力シンプルなデザインにし、見た目のスマートさにも配慮。塗装はつや消し黒で統一して精悍さを出し、自作デカールやステッカーでそれっぽい雰囲気を出して見ました。おかげで2,000円近くも余計に掛かってしまった…。
2011/05/21 22:05 |
2011/05/20 18:10 |
2011/05/18 22:06 |
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