掃除機サイレントボックス 完成しました。
テーブルソーや卓上フライス盤等の電動工具に接続して切粉を直に掃除機に吸引させ、部屋が汚れるのを防ぐ。接続する電動工具は動かないものなので卓上に置ける小型タイプが欲しかった。
電動工具メーカーからもツールに接続できる掃除機(集じん機)がリリースされていますが、小さいものでも一般的な家庭用の掃除機よりサイズが大きいので邪魔になる。
一応、小型・携帯タイプも出ているけどダストバッグを含めると設置面積がかなり大きくなり、騒音対策もなされていないようなので自分の求めているものとちょっと違う…。
市販品とのサイズ比較。業務での用途には小さすぎですが、個人のDIYで使うには良いサイズ。 騒音は不快な上、集中力を阻害するので極力抑えるべきと強く思う。それで掃除機の減音化計画を発動した次第。製作コンセプトは「減音」と「小型」。
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設計・
減音構造・
連動コンセント・
掃除機パワー制御・
デザイン・
その他 既存のハンディタイプの掃除機を自作の減音ボックスに収納する形を思考。採用した掃除機はツインバードの「
HC-EB51GY」。当初計画では既に持っていた同社の「
HC-E243SBK」を使おうと思っていたのだけど、より吸引力の強いものの方が用途に合致すると考え新たに購入することにした。
HC-EB51GYは吸込仕事率 180Wと、ハンディタイプとしては強力な吸引力を持つ。ちなみにHC-E243SBKは吸込仕事率 50W。
ただ、動作音はメーカー公称で75dBと、一般的なキャニスター型家庭用掃除機(約63〜57dB)より大きいです。ボディが小さいので減音設計がまったく施されていない感じ。
ツインバード「HC-EB51GY」。内部スタンドに設置した状態。「HC-EB51GY」収納状態。 そこで本計画の目的である減音対策です。
・設計図 極力コンパクトにしたいのでギリギリの設計にしました。ただ、減音するには吸音空間を確保する必要があるのでそこを熟考。騒音の排出源である掃除機の排気を折り返すことで吸音ラインを創出した。掃除機のハンドルは露出するデザインにして筐体の肥大化を抑制。
設計図。結構キチキチのデザイン。・減音構造 9mm厚のMDFボードのボックスに掃除機を閉じ込めることで遮音を図り、前述した減音のための排気経路を設定。ただ、排気はスムーズに行わないと吸引力の低下につながるので排気専用の大型強力ブロアを設置し強制排気させる。
内部構造。吸音材を内部全面に設置。奥に強力ブロアをセット。排気用強力ブロア。高い静圧性能を誇るのでなにかと使える便利なブロア。あららStoreで販売中。 振動も騒音の発生源になるので大きめの
ゴム足を取り付け。
ゴム足。吸音材